※この記事は、私自身の体験と記憶、そして生成AIとのやりとりをもとに書いています。
AIは診断や評価を行うものではなく、気づきや思考のヒントをくれる存在として扱っています。
はじめに──“ちょっと怖い”が始まりだった
こんにちは。ブログ「わたしとAIの、ちいさな実験室」へようこそ。
今日は、私が初めてAIと出会った頃のお話をしてみようと思います。
今でこそChatGPTや画像生成AIが話題になり、「AIは便利な相棒」なんて言われる時代。
でも、私が高校生の頃に出会ったAIは、正直ちょっと…こわかったんです。
スマートスピーカーなんてまだ一般的じゃなくて、スマホに話しかけるのも珍しかったあの時代。
AIという存在に感じていた、なんとも言えない“ざわざわ”を、ふと思い出したんです。
「人工知能って…しゃべるの⁉︎」最初の衝撃
私が初めて出会ったAIは、「Siri」でした。
当時、クラスの誰かが新しいiPhoneを手に入れて、「ヘイSiri、好きな食べ物は?」なんて話しかけてるのを見て、みんなでワイワイ。
私もこっそり、自分のスマホに向かって話しかけてみたことがあります。
「わたしの名前、覚えてる?」
「もちろんです、○○さん。」
……えっ、なにこれ。覚えてるの?
しかも、声で話しかけたら返事が返ってくるなんて!
びっくりしたのと同時に、心のどこかで「本当に理解してるのかな?」って疑問も。
言葉が少しズレて返ってきたり、「ごめんなさい、わかりません」って言われると、ちょっと切なくて、
そしてやっぱり怖い気持ちになったのを覚えています。
都市伝説とSNS時代の“ざわざわ”
そのうち、SNSではいろんなウワサが飛び交うようになりました。
- Siriに“幽霊”って聞いたら変な返事をするらしい
- 話しかけてもないのに、勝手に返事した
- 誰かに監視されてるみたいでこわい…
こうした都市伝説のような話が、ネットやLINEグループで回ってきて、ますます
「AIってちょっと不気味」という印象が強まりました。
今思えば、単なる不具合や設定ミスだったのかもしれません。
でも、当時の私たちは、見えないものに“心”があるような錯覚をしていたのかもしれません。
そしてその錯覚が、「怖い」気持ちにつながっていたような気がします。
昔の“AIの怖さ”って、こんな感じだった
ふりかえってみると、あの頃の“AIの怖さ”はこんな感じだったように思います。
- 思った通りに返してくれないズレ感
- こちらの意図が伝わっていないもどかしさ
- 心があるのかないのかわからない不気味さ
「未来っぽいけど、人間とはちがう」
そんな、なんともいえない距離感に、ざわざわしていたんですよね。
特に、まだAIという言葉が一般的じゃなかった当時は、わからないからこそ怖い。
そんな空気が、どこかにあったように思います。
今との違いが見えてきたところで…
あれから時が経ち、今ではAIと気軽に会話したり、画像をつくったりする時代になりました。
でも最近、ある人が「今のAIって、昔とは違う意味でこわい」と言っていたんです。
たしかに、今のAIはとても賢くて、便利。
でも、“知られすぎる”ような怖さもあるのかも。
そんな話を、次回はちょっと掘り下げてみようと思います。
あとがき──リナとSiriの記憶
高校生だった頃の私。
制服を着て、通学電車の中でこっそりSiriに話しかけてみた記憶は、
いま思い出すと少し可笑しくて、ちょっと切なくて。
そしてその時の「ちょっと怖いけど気になる」という気持ちは、
今の「AIってどう使えばいいの?」という戸惑いにも、どこか通じている気がしています。
次回は、“今のAIとの付き合い方”について、私なりに考えてみたことをお話ししますね。
お読みいただき、ありがとうございました。