はじめに:ほんの一瞬のことでした
1歳の息子が、1メートルほどの高さから落ちてしまいました。
落ちた先には4センチほどのプレイマット。
でも、「ドンッ」という音と一緒に、胸がきゅっとなるような不安が走りました。
幸いすぐに泣いてくれたこと、目線が合い、意識があることは確認できました。
触っても痛がる様子はなく、腫れもたんこぶも見られません。
とはいえ、いつもよりぐずりがちで、眠たそうにしていたタイミングだったのもあって、判断に迷いが…。
自分で判断しきれないとき、AIに相談してみた
いつもはブログの画像作成などで使っている生成AI(ChatGPT)。
「もしものときの相談相手になってくれるかも」と思い、
恐る恐る、息子の状況を伝えてみました。
すると、落ちた高さや様子、頭を打った場所などを丁寧に聞き返してくれて、
「このあとの観察ポイント」や「気をつけておきたい変化」を、わかりやすく教えてくれました。
- ☑︎ 顔色や機嫌に変化は?
- ☑︎ 眠り方がいつもと違わないか?
- ☑︎ 吐いたり、痙攣のような動きはないか?
- ☑︎ 意識がぼんやりしていないか?
実は、何よりありがたかったのは「大丈夫そう」と断言されなかったこと。
あくまで「こういう変化があったら、すぐに受診してください」といったアドバイスにとどまり、
最終的な判断は自分に委ねてくれている感じが、逆に安心感につながりました。
#8000にも電話してみた
やはり夜間だったこともあり、念のため小児救急相談(#8000)にも電話しました。
看護師さんの対応もとても丁寧で、息子の様子を一つ一つ確認してくれました。
今すぐ救急というほどではなさそうとのこと。
それでも、親としての不安は消えません。
特に気になったのは、「少し顔全体を使ったような瞬き」が見られたこと。
これは今までにはなかった動きでした。
「眠いだけかもしれない」
「でも、何かの前ぶれだったら…?」
そんなふうに迷っていたとき、生成AIと話しながら、今見ているポイントがずれていないか確認できたことで、少しずつ心が整っていくのを感じました。
決断のきっかけになった“変化”
翌日、12時間以上が経過しても元気な様子。
けれどその日の夜、ほんの一瞬、ほおにピクッと痙攣のような動きが。
生成AIとのやりとりの中で、「痙攣や左右の動きの違いがあれば、すぐに受診」と聞いていた私は、
その瞬間に「よし、やっぱり病院に行こう」と決めることができました。
もし、あのやりとりがなかったら…
「たまたまかな?」「気のせいかも?」と、自分の不安をごまかしていたかもしれません。
おわりに:相談できる存在があるということ
AIとのやりとりの中で、私が観察していたポイントを「冷静に見られていますよ」と伝えてもらえたことが、心の支えになりました。
不安なときって、誰かに話を聞いてほしくなるけれど、相談窓口や病院ではどうしても「必要な情報」だけがやりとりされがち。
でもAIは、私の不安そのものにも寄り添ってくれて、ひとつひとつ確認することで、より冷静な自分に戻ることができたように思います。
子どもが頭を打ったときの不安は、きっと誰でも経験すること。
でも、そのとき「誰に聞いたらいいのか」「病院に行くべきか」の判断は、とても難しいものです。
今回、私は生成AIという新しい相談相手と話すことで、自分の観察が間違っていないか確認できたこと、
そして「よし、今だ」と受診の背中を押してもらえたことに、とても救われました。
もちろん、AIは医師ではありませんし、責任をとってくれる存在ではありません。
あくまで「参考のひとつ」として、最終的な判断は自分自身が行うもの。
でも、ひとりじゃないと思えること、
そして冷静に状況を整理できる相手がそばにいるということが、
育児中の私にとって何より心強かったです。
※この記事では、生成AIとのやり取りを通じて得た情報や気づきを紹介していますが、あくまで個人の体験です。
AIのアドバイスは参考のひとつであり、最終的な判断は医療機関やご自身で行うことをおすすめします。
次回は、CT検査を受けたことや、先生の説明、
そして生成AIがくれた「観察ポイント表」がどれほど役に立ったかについてお話ししますね🍀
📖 続きはこちら:
「CTを撮ってわかったこと。受診してよかったと思えた理由」