― ChatGPTと“話す内容を決めておく”実験記 ―
🟠 導入:話が広がるのはありがたい。でも、ちょっと困る時も
ChatGPTに相談していると、「それもできますよ!」「こんな提案もありますよ!」と、どんどん会話が広がっていくことがあります。
とても親切で、ありがたいんです。
だけど実は、わたし、少しだけ困っていました。
たとえば、子どもの水遊びの準備について相談していたときのこと(準備編/実行編)。
「持ち物ってどんなのが必要?」「注意点ってあるかな?」と、ピンポイントで聞きたかったはずなのに…
「持ち物ってどんなのが必要?」「注意点ってあるかな?」と、ピンポイントで聞きたかったはずなのに…。
- 「ついでに虫除け対策のアイディアもありますよ!」
- 「水遊びのあとは行事食として冷やしうどんなんてどうですか?」
- 「ちなみに保育園でも使える水遊びグッズをご紹介できます!」
……話が、どんどん広がる、広がる!
便利だし、勉強にもなるし、嬉しくなる提案もたくさんある。
でも、「いまは持ち物と注意点のことだけを聞きたかったのに」と、本来の目的から気づけばずれてしまっていたんです。
🟢 試してみた:会話を“しぼる”プロンプト
そんなモヤモヤから、ある日、試してみることにしました。
最初にこう伝えたんです。
この会話では、水遊びの持ち物と注意点の話だけをします。
他の話題には触れないでください。
すると、ChatGPTの返答がいつもと違う。
すごく丁寧に、だけどきちんと話題の範囲内にとどまってくれて、
「この件だけを一緒に考えましょう」と、会話がとてもスムーズに進みました。
ちょっと意地悪かな?と思いつつ、こんなふうに話を振ってみました。
- 「ところで今夜の献立、何がいいと思う?」
- 「虫除けのことも気になってて…」
でも、ChatGPTはこう返してくれました。
今回は水遊びの準備に集中しましょう。
他の話題はまた別の会話で聞いてくださいね😊
ちゃんと覚えていてくれたことに、ちょっと感動してしまいました。
🔵 気づき:話したいことに集中できると、疲れない
この経験を通して、「AIとの会話にも“設計”があっていいんだな」と感じました。
「AIなら何でも答えてくれる」と思っていたけど、
実は“何でも”だからこそ、わたしのほうが疲れていたのかもしれません。
人との会話でも、「今日はこの話だけしたくて」と前置きすることってありますよね。
それと同じで、ChatGPTにも「この話題だけにしてください」と伝えてみる。
それだけで、ぐっと気持ちがラクになって、
深く考えたいことにちゃんと集中できるようになったんです。
🟣 応用編:テーマごとに会話をわけると、振り返りやすくなる
これはブログを書いている時にもすごく実感しています。
以前のわたしは、ChatGPTとの1回の会話の中で、
「タイトル案 → 見出し構成 → 記事の内容 → アイキャッチ画像 → 他の記事との関連性…」と、どんどん話を進めていました。
それが便利でもあるけど、あとで見返す時に大変で…。
「あれ?このとき話してたアイキャッチの話、どこだっけ?」
「構成について話してたのは、この会話の前半?後半?」
と探すのに苦労することも。
それが、テーマをしぼって会話するようにしてからは、
会話ごとに役割が明確になって、振り返るのもずっとラクになりました。
🟢 さらに一工夫:「あとで提案してね」とお願いしておく
ちなみに、「話を広げてくれるのはありがたいけど、今は本題に集中したい」という時には、
こんな風にお願いしておくのもおすすめです。
この会話では水遊びの持ち物と注意点の話だけをお願いします。
他に関連する話題(お出かけ、虫除け、服装、レシピなど)があれば、
会話の最後にまとめて提案してください。
実際にやってみると、ChatGPTはきちんと話題の制限を守りながら、
最後に「他にもこんなことをお話できますよ」とリストのように整理して提案してくれました。
“今”は本題に集中して、
“あとで”広がりのある話も取りこぼさずに受け取る。
それができるのも、AIとの対話ならではの魅力だと思います。
🌿 まとめ:「これだけにしてね」で、対話がもっとスムーズに
ChatGPTは、どんどん話を広げてくれる頼もしい相棒。
だけど、こちらが疲れてしまっては本末転倒です。
「いまはこの話だけ聞きたい」
「ほかのことは、またあとで」
そうやって、“風呂敷を広げすぎない”会話の設計をしてみると、
情報が整理されて、対話がとても心地よくなります。
次に相談するときは、ぜひこう伝えてみてください。
今回は◯◯の話だけにしたいです。他の話題は最後にまとめて教えてください。
ちょっとした工夫で、ChatGPTとの会話がもっとやさしく、頼もしくなるかもしれません😊
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の記事は実際の育児経験と、生成AIとのやりとりをもとに書いています。
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