〜マンション育児ならではの小さな冒険〜
🌦️ お天気がイマイチな朝に、廊下さんぽ
夏の朝、ジリジリと気温が上がる前に出かけたい。
でももうすでに陽ざしが強すぎたり、雨が降っていたり——
そんなときにぴったりなのが、マンションやアパートの“廊下さんぽ”です。
「まだ外はちょっと心配」「でも体を動かしたい」そんな日のお助けコース。
わが家では“初めてのお散歩”のきっかけにもなった場所でしたが、今ではすっかり定番の遊び場になっています。
🚪 廊下には、ワクワクが詰まってる
大人にとっては“通るだけ”の場所でも、子どもにとっては小さな発見の宝庫。
- アリを見つけて立ち止まる
- 自動ドアの開閉に興奮
- エレベーターのボタン係をやりたがる
- 虫除けネットや風鈴など、ドアに吊るされたものを触ろうとする
「ここでこんなもの見てるんだ!」と新鮮な気づきもたくさん。
ただ、先日はムカデが出て大慌て💦…駆除してからは虫除けスプレーも活用しつつ、廊下も油断できないなと再確認。
⚠️ 廊下さんぽで気をつけたいこと
- 急に住人のドアが開く
→ 子どもがドアの近くを歩いていると、思わぬ事故に。
親が“壁側”に子どもを寄せ、自分がドア側に立つことでガード。 - 排水用の細い溝
→ 足元に小さな段差があり、つまずきやすい。
コースを変えたり、つまずきやすい場所は声かけを。 - すれ違い時の対応
→ 他の住人さんが来たら、一旦止まる・抱っこする。
息子も不安なときは、すっと足元に寄ってきます。
親の立ち位置で、歩くコースはずいぶん変わります。
たとえば、子どもの苦手な段差がある側は避けたり、開く可能性のあるドア側は私が先に通ったり。
ほんの十数メートルの距離でも、親の目線で「どこを歩かせるか」を考えることってたくさんあるんですよね。
✋ 手をつなぐタイミングの練習にも
廊下は「おててポン」練習にもぴったり。
- 曲がり角の前
- 他の住人さんが見えたとき
- ドアの近くやエレベーター付近
「おててね〜」と声をかけて、つないだり、時にはしゃがんで「手つなぎイヤ!」と主張されたり…。
でも繰り返していくうちに、自分から手を伸ばしてくれる日もありました。
廊下の安全な場所でこうした練習をしておくと、外の道路に出たときにも安心感が違います。
🌼 “はじめての道”は、今でも大切な場所
夏の暑い日や、雨上がりのぬれた道路が気になる日。
今日もちょっと、マンションの廊下を“てくてく”歩いてみようか。
「歩きたい」気持ちを受け止めつつ、「守りたい」安全も大切にしたい。
そんな私たち親子の小さな折り合いのつけかたが、この“廊下さんぽ”なのかもしれません。
見慣れたはずの廊下が、子どもの視点ではどれだけ特別な道か。
そう思うと、今日もまた「一緒に歩こうね」と思えるのです。