1. はじめに
妊娠中、音楽ってどうしたらいいんだろう?
音楽療法士であり、ピアノを主に学んできた私でも、そんな思いがありました。
「完璧に弾けなきゃ」「胎教にはどんな曲がいいの?」と、つい考えてしまうことも。
そんな私のリアルな体験をシェアして、同じように悩むママの参考になればと思っています。
2. 私の妊娠期の音楽体験
妊娠中もピアノに向かう時間は大切でした。つわりで寝込んで練習がままならない日もありましたが、ピアノの音色に心が落ち着くのを感じていました。
伴奏や夫との結婚式の連弾は比較的気軽に弾けましたが、発表会でクラシック曲を演奏するとなると、やっぱりなかなか思うように弾けず苦しかったです。
人前に出せるほど完成させられず、重心のかけ方や指のむくみもあって疲れやすく、練習も辛いことが多かったです。
発表会のときに知り合いから「胎教になっていいわね」と言われましたが、私は思っていました。
クラシックが胎教にいいと言われることも多いけれど、無理して聴いたり弾いたりするものではないと。
ましてや、ただ弾いているだけで胎教にいいとは限らない。
胎教で大切なのは、お母さん自身が楽しく、心地よく音楽を感じることだと思います。
聴覚の発達はとても早く、お腹の中でも音を感じています。しかも「死ぬ間際まで聴覚は残る」と言われているくらい、大切な感覚です。
そんな話を知っていたので、息子には自然に音楽と出会ってほしいなと思いながらも、実はお腹の中からちょっとした“英才教育”をしてしまっていたかもしれません(笑)。
でも、胎教は無理せず、私が心地よく楽しむことが一番だと感じています。
3. 【コラム】胎教に正解はない〜音楽療法士ママとChatGPTの考え
胎教と言えば「クラシック音楽がいい」と言われることが多いですよね。私も妊娠中、発表会でクラシック曲を練習しながら、そのイメージに縛られて苦しくなったことがありました。
でも実際には、無理して難しい曲を聴いたり弾いたりすることは、ストレスになってしまいます。ストレスはお母さんの体や心に影響を与え、それが赤ちゃんにも伝わる可能性があります。
そこで、私が今感じている一番大切なことは、「お母さん自身が心地よく感じる音楽と過ごすこと」です。好きな曲でも、子守唄でも、自然の音でも、なんでも構いません。
ChatGPTも同じ意見で、「お母さんが楽しめる音楽と過ごす時間こそが、赤ちゃんにとっての最高の胎教」だと教えてくれました。
だから、妊娠中の音楽は「完璧じゃなくていい」「肩ひじ張らずに好きな音楽を楽しもう」という気持ちを大切にしています。
このコラムが、妊娠中のママたちが自分らしい音楽時間を楽しむヒントになれば嬉しいです。
4. まとめ
妊娠中の音楽は、母の心地よさが一番の胎教。
好きな曲を好きなときに楽しむことが、赤ちゃんにも届きます。
次回は、生まれてからの音楽あそびについてお話しますね。
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